この村に来て、初めてのお祭り。
というよりも、人生初めてのお祭り。
今まで、こういう小さい単位での地域のお祭りに参加したことがなかったので、念願のお祭り。
特別な事は何もないけど、数日前から村の人たちがなんとなくそわそわしだして、前の日に村の草を刈り、神社の周りをみんなで綺麗にし、お祭りの準備をして、当日決まった時間にぞろぞろと集まりだす。 といっても、十人ちょっと。
挨拶のあと世間話をし、そうしているうちにお払いが始まり、初めてのことであまりよく覚えていないが、滞りなく終わり、挨拶をしてそれぞれのお宅に帰っていく。
派手さは全く無く、凄く質素なおものでしたが、神様をこんなに身近な存在に感じたことは、今まで無く、何か温かいものを感じた時間でした。
こういうシンプルで無駄の無いものこそが、 「本物」 なのかなー。なんて、なんとなく思いました。