今日お客様で、趣味で陶芸をされている方がみえました。
その方は、どうしても綺麗に仕上げようとしてしまうという壁に当たっているとの事でした。自然に傾いてくる粘土を直してきちんとしてしまうそうです。
「粘土が、傾きたいようならその様にさせてあげなさい。」と、よくアドバイスをうけるそうです。
また、ねらってわざと、傾けたり曲げたりすると、すごく無理のあるやらしい感じになる。粘土の気持ちになって素直に創る事が、自分の課題だとおっしゃられてました。
何にでもあてはまる事だなとそれを聞いていて、感じました。
料理でも素材の気持ちになれれば、もっともっと良いものが出来るだろうなぁ~、自分の出来る範囲で素直に造っていこう、と想いました。
最後に、その方はなぜ陶芸をやっているのかをお話しして下さいました。
お孫さんがあと何年かして壁にぶち当たったときに、おばあちゃんとして何をしてあげられるだろうかと考え、毎年ひとつ苦しんで作った作品を残し、生き様をみてもらい、何かを感じてもらえたら嬉しいな。と、お話されていました。
・・・。 趣味の域を超えてますね。